「今日の夕ご飯は焼肉だから。」
昨日の朝1番におはようの言葉もスルーで晩御飯の話をするママン。娘は結構切り返し苦労したんだよ??
どーやら父サマがもらってきた焼肉専用の石焼鉄板を早く使いたいと駄々をこねたらしいんすよ。まったくどこまでガキなんですかね。そんなわけで、
石焼鉄板サマのご登場~♪(みんな!箱開けただけで騒がないの!)
さっそく意気込んで焼肉です。 あれ?お父様、BGMにクラシックっていうのはちょっと・・ほら、焼肉焼く音でピアノの音消えてるから!!
しかし優雅にクラシックをかけての優雅な食事は数分にも満たなかったわけです。
「・・・・・ちょっと、野菜のせすぎじゃない?肉のせようよ、肉。」 「いいじゃん、野菜。だったら食べなくてもいいけど?」 「てか、そのはんぺん私のなんだけど。」 「だって焦げそうだったよ?アンタの管理が悪いんじゃないの?」
あれ、なんか心なしかクラシックが遠ざかって 変わりにアン●ニオ猪木のテーマ「燃える闘魂」が。。
カーーーーン(試合開始のゴング)
妹と弟の意地汚い戦いがスタート。しかも、私も巻き添えですか?
(次からの文が誰しゃべってるかはなんとなく察してください。)
「私はもっと焼くほうが好みなの。ってか勝手にもう1個焼いてたやつ食べないでよね(怒)!!」 「だって誰が何食べるとか宣言してないじゃん!!」 「じゃあなんだ?言ってたら絶対食べないの!?」 「いや・・・・それはすごくコイツには無理だと思うけど・・・・・」 「なんか言った??」 「すみませんでした。(即答)」
最近妹は思春期なんですかね? 私は目の奥に 何かまがまがしいモノを見た気がしました。
そこにいったんレフリー(父さん)に止めに入っていただきます。
「まーまー、落ち着けよ。じゃあみんな食べるときは言えばいいだろ。オレこれたっべまーす☆☆ってかお酒も飲んじゃいたいと思います!」
もうすでに飲んでるので、全然レフリーの役目果たしてないですから。 ってか超人選ミスーーーー!!!!
「酔いどれに言われたくないんだけど。」 「また太るよ!!!?絶対にコイツに酒渡すな!!」
思いっきし火に油注いでんじゃねえかよー!!!
でも、さすが酔いどれでもレフリーの言うことは絶対。みんなやることにしました。
「あ、今から焼く肉はオレの!!!」 「あ、これは誰が食べても大丈夫。あ、でもこれは さっき私が焼いてたのだから食べないでよね。」 「じゃ、オレはここにニンニク焼かせていただこうかな~、 コレバターとか塗ると結構・・・・」 「あら?アンタ食べないの?なくなっちゃうわよ~。」
なんか脱力して食べる気失せてきたよ、ママン。
「まあなんていうか・・・まるで囚人みたいよね(笑)、135番、食べます!!、みたいなね~。」
(笑)ごとでもないと思う。てか、私達囚人ライフ体験ですか??
母曰く、焼肉や鍋は人間の心が映し出されるらしい。
齢15にして、初めて家族を知った気がしました。
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